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たたかう仏像

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  • 2025年12月28日
  • 読了時間: 4分

会期:2026年1月2日[金]~3月22日[日]

   前期 1月2日[金]~2月8日[日]

   後期2月10日[火]~3月22日[日]

   ※後期期間中に重文・十二神将像のみ一部展示替えがあります

開館時間:午前10時~午後5時 (※入館は閉館の30分前まで)

    ※毎月第4水曜日は20時まで、3月20日[金・祝]・21日[土]は19時まで開館

休館日:毎週月曜日(ただし1月12日、2月23日、24日は開館)、1月13日[火]、2月1日[日・全館停電日]、2月24日[火]


会場:静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階)



新年に静嘉堂の十二神将像が勢揃い!

神将像のルーツとされる貴重な神将俑を丸の内で初公開!

救済の最前線でたたかう仏像の役割とは?!


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加彩神将俑[部分] 唐時代(7世紀) 静嘉堂蔵


 仏像は、穏やかな仏や菩薩だけでない。甲冑や火炎をまとい怒りの表情をした像もあり、それらが何と戦い何を守っているのかという問いを提示している。

 本展は重要文化財《十二神将立像》(浄瑠璃寺旧蔵)を中心に、神将像や明王像などの「たたかう仏像」を紹介し、外敵や災厄、さらに人々の内なる煩悩と戦いながら、さまざまな祈りに応えてきた役割を明らかにするもの。

 加えて、中国・唐代の副葬品・神将俑を17年ぶりに公開。日本の神将像と並べて展示することで、神将像の起源や役割を再考し、彫刻史に新たな視点を示す。 


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重要文化財 十二神将立像のうち午神像 安貞2年(1228)頃 静嘉堂蔵 展示期間:1/2~3/1


 本展の見どころは、大きく分けて3つある。まずは、「静嘉堂の十二神将像、勢揃い」。

 静嘉堂に十二神将像が一堂に会する注目の機会。十二支と結びつき、時や方位を司る身近な存在として信仰されてきた十二神将の世界が展示空間に広がる。

 午年を迎える2026年。重要文化財《十二神将立像》のうち、午神像だけが明確な図像的典拠が存在していない、いわば謎の存在。本展では、「杖をつく童子」の図像から、その秘密に迫る。


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三彩神将俑 唐時代(8世紀) 静嘉堂蔵 通期展示


 見どころの2つ目は、「神将像のルーツ? 貴重な神将俑を丸の内で初公開!」。

 “神将俑”は中国・唐時代の副葬品。その姿形は四天王や十二神将と共通し、ここで成立した「神将」のかたちは、その後の日本で長く受け継がれてきた。

 国内他館に類を見ない大型神将俑群が17年ぶりに一堂に会し、中国と日本の神将表現を見比べる、発見と高揚感に満ちた新たな試みとなる。

 墓室の入口に置かれたという人面獣身・獣面人身の「鎮墓獣」にも期待。


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加彩鎮墓獣(獅子面) 唐時代(7~8世紀) 静嘉堂蔵 通期展示


 見どころの3つ目は、「救済の最前線:たたかう仏像の役割とは?」。

 四天王の筆頭として北方を守る“毘沙門天”、その勇ましい姿の奥には、観音菩薩の化身として衆生を救う一面があった。南宋時代の《妙法蓮華経変相図》には、毘沙門天が衆生救済の実働部隊として、甲斐甲斐しく働く様子が描かれている。


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兜跋毘沙門天立像 平安時代(10~12世紀) 静嘉堂蔵 通期展示


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妙法蓮華経変相図[部分] 南宋時代(12~13世紀) 静嘉堂蔵 通期展示※場面替えあり


 “化人”は仏菩薩の化身であり、普賢菩薩の「三化人」は、象の頭上に明王のような武装した姿で表される特異な存在。

 “明王”は、力強い姿で煩悩という内なる敵を打ち払い、教化の難しい者をも導く存在。

 “眷属”(けんぞく)は、中尊に祈る人々を守護する存在で、千手観音の二十八部衆や、釈迦を囲む十六禅神が、それぞれの信仰者を護る。


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重要文化財 広目天眷属立像 康円作[部分] 文永4年(1267) 静嘉堂蔵 後期展示


 “十王”の最後の王である“五道転輪王”が鎧を着ているのは、中国民間信仰の「五道神」の姿の影響によるものと考えられる。


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重要美術品 十王図二使者図のうち五道転輪王 元時代(14世紀) 静嘉堂蔵 後期展示


 “力士”は神将とともに仏・菩薩の外側にあって中尊を護る存在。門中に立つ仁王もその一種である。

 “毘沙門天”が刀身に彫られているのは、所持者への加護を願ったためである。


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青銅如来・力士像 唐時代晩期~五代(10世紀) 静嘉堂蔵 通期展示


 “不動明王と愛染明王”を春日大社周辺の景色とともに描いたこの厨子は、中世奈良の真言律宗における春日信仰を伝える貴重な遺品である。


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十一面観音坐像・春日厨子のうち厨子 鎌倉時代(13世紀末~14世紀) 静嘉堂蔵 通期展示


 重要文化財《十二神将像》から唐代の神将俑まで、多様な「たたかう仏像」を通して、災厄を祓い煩悩に立ち向かう祈りと力を感じさせる、2026年の幕開けを飾るにふさわしい展覧会。

 お正月は静嘉堂@丸の内で“初詣”に。「たたかう仏像」たちの力強いエネルギーを体感してみてはいかがだろう。

 


【入館料】

一般1,500円 大高生1,000円 中学生以下無料


【問い合わせ】 TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)

ホームページ https://www.seikado.or.jp

X @seikadomuseum / Instagram @seikado_bunko_artmuseum

ご招待チケットプレゼント
読者アンケート「2026年期待の展覧会を添えてWeb美庵編集部宛、メールにてご応募くださいLDQ03330@nifty.com。抽選で3組6名様に招待券をプレゼントいたします。なお、当選は発送をもって代えさせていただきます。

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