会期:2024年4月13日[土]~6月9日[日]
開館時間:10時~17時(毎週土曜日は18時まで、第4水曜日は20時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、5月7日[火]
※4月29日[月・祝]、4月30日(火・トークフリーデー)、5月6日[月・祝]は開館
会場:静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階)
美術館公式サイト https://www.seikado.or.jp
河鍋暁斎 「地獄極楽めぐり図」 ※会期中場面替えあり 明治2~5年(1869~72) 静嘉堂蔵
河鍋暁斎 「地獄極楽めぐり図」 ※会期中場面替えあり 明治2~5年(1869~72) 静嘉堂蔵
画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎の芸術を通した交流と、
それを支えた人々の古物(文化財)への情熱に思いを馳せる画期的な展覧会
画鬼と呼ばれあらゆるものを描いた生来の絵師・河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親でもある松浦武四郎(まつうら たけしろう)。幕末から明治期のマルチタレントの2人は実は、お互いをよく知る仲だった。
河鍋暁斎(画鬼 暁斎)
松浦武四郎(鬼才 武四郎) 明治15年(1882)撮影 松浦武四郎記念館蔵
武四郎は自身が収集していた愛玩品の図録『撥雲余興(はつうんよきょう)』で挿図の一部を暁斎に依頼し、暁斎は武四郎を釈迦に見立てた《武四郎涅槃図》を描いている。
「鬼面鈴」 年代不詳 静嘉堂蔵
『撥雲余興』より「鬼面鈴」 河鍋暁斎挿絵 明治15年(1882) 静嘉堂蔵
本展では静嘉堂所蔵の暁斎の代表作のひとつ《地獄極楽めぐり図》を全場面展示(会期中場面替えあり)するほか、松浦武四郎記念館所蔵の重要文化財《武四郎涅槃図》とそこに描かれた「大首飾り」(静嘉堂所蔵)をはじめとした武四郎愛玩の品々(武四郎記念館所蔵品と静嘉堂所蔵品)を初めて同じ空間で展示。 立体的に《武四郎涅槃図》を再現する初の試みに注目。
河鍋暁斎 重要文化財「武四郎涅槃図」 明治19年(1886) 松浦武四郎記念館蔵
あわせて、武四郎の親友・川喜田石水(かわきた せきすい、1822~79、川喜田家第14 代)と百五銀行頭取などを務めた実業家であり陶芸も能くした川喜田半泥子(かわきた はんでいし、1878~1963、川喜田家第16代)、三菱第四代社長・静嘉堂初代理事長・岩﨑小彌太(いわさき こやた、1879~1945)との縁を紹介。
土佐光重 「天満宮神影」 明治19年(1886) 静嘉堂蔵
暁斎と武四郎、そして2人を支えた人々の、古物(文化財)への情熱に思いを馳せる機会となることだろう。
入館料
一般 1,500円、大高生 1,000円、障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名〈無料〉を含む)700円、中学生以下 無料
※当日券の販売もございます。
※無料チケットをお持ちの方はご予約不要です。
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