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生誕140年記念 石崎光瑤

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  • 2024年12月27日
  • 読了時間: 5分

会期:2025年01月25日[土]〜2025年03月23日[日]

開館時間:10時~17時30分(展示室の入室は17時まで)

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館)


会場:静岡県立美術館



若冲作品を発見し、華麗な花鳥画から静謐な世界を探求し続けた

画家・石崎光瑤の初期から晩年までの代表作が一堂に!!


石崎光瑤《燦雨》(上/右隻、下/左隻) 大正8年(1919) 絹本着色 六曲一双 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《燦雨》(上/右隻、下/左隻) 大正8年(1919) 絹本着色 六曲一双 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《燦雨》(上/右隻、下/左隻) 大正8年(1919) 絹本着色 六曲一双 南砺市立福光美術館蔵

 神々しく透明感のある羽を広げる白孔雀。まばゆい色彩の生い茂る熱帯植物。華麗にして鮮烈な世界で明治後期から昭和前期にかけて、京都画壇を牽引した画家・石崎光瑤(いしざき・こうよう、1884~1947)の展覧会。

 本展では、生誕140年の節目に、光瑤の生まれ故郷にある南砺市福光美術館のコレクションを中心に、初期から晩年までの代表作を一挙公開し、光瑤の画業の全貌を紹介。官展出品作品を中心に、初期から晩年の代表作が勢揃いする。


石崎光瑤《筧》(上/右隻、下/左隻) 大正3年(1914) 絹本着色 二曲一双 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《筧》(上/右隻、下/左隻) 大正3年(1914) 絹本着色 二曲一双 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《筧》(上/右隻、下/左隻) 大正3年(1914) 絹本着色 二曲一双 南砺市立福光美術館蔵

 会場は4章構成。「第1章 画学修行と登山」では、光瑤の文展で受賞する30歳までの修行時代を追う。

 光瑤は金沢に滞在していた江戸琳派の絵師・山本光一から華やかさと気品のある画風を学び、19歳で京都に出て竹内栖鳳に入門、写生や古画の模写から写実性を磨いた。

 一時富山に戻ると登山に没頭し、民間パーティーとして初めて剱岳登頂に成功するなど、登山家としても活動。高山植物や山容の写生に、この頃の光瑤の足跡を見ることができる。

 やがて京都に戻ると栖鳳塾で画技に磨きをかけ、大正3年(1914)の第8回文展に出品した《筧(かけい)》で褒状を受賞、若手画家の注目株として一目置かれるようになる。


石崎光瑤《白孔雀》(上/右隻、下/左隻) 大正11年(1922) 絹本着色 六曲一双 大阪中之島美術館蔵
石崎光瑤《白孔雀》(上/右隻、下/左隻) 大正11年(1922) 絹本着色 六曲一双 大阪中之島美術館蔵
石崎光瑤《白孔雀》(上/右隻、下/左隻) 大正11年(1922) 絹本着色 六曲一双 大阪中之島美術館蔵

石崎光瑤《雪》(上/右隻、下/左隻) 大正9年(1920) 画布着色 二曲一双 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《雪》(上/右隻、下/左隻) 大正9年(1920) 画布着色 二曲一双 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《雪》(上/右隻、下/左隻) 大正9年(1920) 画布着色 二曲一双 南砺市立福光美術館蔵

 「第2章 インドへの旅、新しい日本画へ」では、光瑤の真骨頂というべきインド主題の濃密な花鳥画、《燦雨》(1919年)、《白孔雀》(1922年)をはじめとする華麗な作品群を堪能する。

 大正5年(1916)11月から約9か月間、光瑤はインドを旅行する。その目的は3つ。熱帯の美しい動植物を見ること、古代建築や美術に触れること、そしてヒマラヤの山々を望むこと。帰国後の大正7年(1918)、その成果として熱帯花鳥をテーマとした《熱国妍春(ねっこくけんしゅん)》を第12回文展に発表、特選となり、翌年には第1回帝展に《燦雨(さんう)》を出品、2年連続の官展特選という快挙を成し遂げ、画壇にその地位を確立した。

 伝統的な花鳥画の世界に、新鮮な画題と濃密な色彩で独自の表現を結実させたといえる。


金剛峯寺奥殿〈虹雉の間〉  ※襖絵は石崎光瑤《虹雉》  昭和9年(1934)  紙本着色   12面   金剛峯寺蔵  【前期展示】
金剛峯寺奥殿〈虹雉の間〉 ※襖絵は石崎光瑤《虹雉》 昭和9年(1934) 紙本着色   12面   金剛峯寺蔵  【前期展示】

石崎光瑤 奥殿襖絵《雪嶺》 昭和10年(1935) 紙本着色 8面 金剛峯寺蔵 【後期展示】
石崎光瑤 奥殿襖絵《雪嶺》 昭和10年(1935) 紙本着色 8面 金剛峯寺蔵 【後期展示】 

 「第3章 深まる絵画表現」では、光瑶が日本・東洋の古画を熱心に研究した成果に焦点を当てる。

 光瑤は28歳のときに《動植綵絵》を見て若冲に憧れ、大阪・西福寺にあった晩年の代表作《仙人掌群鶏図襖 (さぼてんぐんけいずふすま)》を見いだして雑誌に発表、若冲再発見の先駆けとなった。

 また、大正11年(1922)から翌年にかけてはヨーロッパ各地をめぐり、さまざまな西洋絵画に接している。東西の絵画研究を通して、光瑤の作風は、絢爛豪華な色彩美の世界から、より深みのある洗練された画風へと変化していった。

 通常非公開の金剛峯寺奥殿襖絵《虹雉(こうち)》12面(1934年、前期展示)、《雪嶺(せつれい)》8面(1935年、後期展示)は、この時期の光瑤の代表作。

 また、静岡県立美術館では、同館所蔵の伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》を特別展示。時代を超えた競演は見どころとなる(展示期間 1/24-3/23)。


石崎光瑤《聚芳》 昭和19年(1944) 絹本着色 一幅 南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《聚芳》 昭和19年(1944) 絹本着色 一幅 南砺市立福光美術館蔵

 「第4章 静謐なる境地へ」では、光瑤の晩年に到達した境地を追う。

 昭和10年代以降、光瑤の作風はさらに変化し、たっぷりとした余白のなかに繊細な線で花鳥を描く、端正で静謐な世界へと至る。晩年の大作《聚芳(しゅうほう)》(1944 年)などに、その境地を見ることができる。この頃の光瑤は、牡丹の写生に熱中していた。

 また、古画の嗜好が変わり、桃山時代の装飾的な障壁画から中国の花鳥画などに関心が移ったと書き残している。光瑤の絵画は、写実の追求と優れた古画の研究によって磨き上げられていったのだ。

 戦後まもない昭和22年(1947)年、光瑤は62歳で他界。

 故郷の富山県など北陸地方以外では、これまでほとんど紹介されて来なかった光瑤の世界を、一堂に堪能する大チャンス。この光瑤だけを掘り下げた全国初の大規模回顧展をお見逃しなく!!



【観覧料】

前売券一般:1,200円/70歳以上:600円/大学生以下:無料

当日券一般:1,400円/70歳以上:700円/大学生以下:無料

団体券一般:1,200円/70歳以上:600円/大学生以下:無料

※企画展ご入場の方は、収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。

※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館企画総務課へお問合わせください。

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料。

※事前予約制を実施する場合は、ウェブサイト等でお知らせします。

前売券は2025年1月24日(金)までの販売


[前売・当日券]チケットぴあ、セブンイレブン[Pコード共通:687-079]、セブンチケット[セブンコード:107-697]、ローソンチケット、ミニストップ[Lコード共通:41360]、CNプレイガイド(ファミリーマート)、静岡県立美術館

[前売券のみ]大和文庫、戸田書店(江尻台書店)、静岡市美術館ミュージアムショップ


 
招待券プレゼント
特別展「生誕140年記念 石崎光瑤」の招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。 読者アンケート「2024年の展覧会BEST3とその一言理由」を添えて、Web美庵編集部(LDQ03330@nifty.com)宛、メールにてご応募ください。なお、当選は発送をもって代えさせていただきます。
 

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